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久保田ゼミナール (指導教員:久保田 力)

研究テーマ:子ども・子育て・保育・子育て支援の「今」を探る

久保田自身は、New ZealandのPlaycentre(子育て相互支援)活動の研究と日本における試行的実践を専門にしていますが、ゼミとしての学習領域は、比較的幅広く「子ども・子育て・保育・子育て支援などの『今』の探究」に設定しています。

研究には、歴史的・哲学的・実験的・事例研究的など種々のアプローチが存在しますが、くぼた組のメンバーは主として、フィールドワーク(現地探索)や実態・意識調査という研究方法を用いています。

研究テーマの事例:1期生~4期生

1.託児室を有する娯楽施設利用者の意識と問題点
2.「保育ママ(家庭福祉員)」の現状と今後の課題
3.園内事故と子どもたちの外遊びの減少との関係
4.日本におけるプレイセンター(子育て相互支援)活動の可能性と課題
5.「保護者」概念の再検討
6.保育所における障害乳幼児の受け入れに対する保育士たちの意識
7.小学校教諭の目から見た「モンスターペアレント」の実像
8.「キラキラネーム」に見出せる子ども観・子育て観の変容
9.神奈川県における「不登校」児童対策の実効性に関する事例研究
10.「小1プロブレム」対策としてのスタートカリキュラムの先駆的事例研究
11.「小1プロブレム」対策としてのアプローチカリキュラムの先駆的事例研究
12.幼児に対するコミュニケーション指導の実際と課題
13.在日インターナショナルスクールにおける日本文化の取り扱われ方
14.「園庭」が教育環境として幼児に与える影響
15.保育所における地域交流活動の実際と今後の課題
16.現代の父母に見る子育てのアウトソーシング(外注化)意識と行動
17.現代幼児の生活リズムに与える父母のマイナス的影響
18.「父親の子育て参加」に対する男性たちの意識と行動
19.「男性保育者」に対する父母たちの反応と意識
20.ネパールにおける児童養護施設の現状と今後の課題

くぼた組(ゼミ)が目指す人間像:「自らの実践を語れる・書ける・議論できる」人

保育専門職にしろ教育専門職にしろ、その仕事は「対 子どもコミュニケーション」だけで完結できる時代や社会ではありません。父母(保護者)に対する日常的なアドバイスやカウンセリング活動の必要性が高まり、あるいは、同僚や地域社会との連携協力の形成と強化が強く唱えられるようになっている現在、保育士や教諭たちには必然的に、「自らの実践を語れる・書ける・議論できる」ことが求められています。「子どもと一緒にいる」という側面だけに特化されてきた従来の二年制養成課程ではなし得なかった、現実的諸問題への批判的思考力を有する人材の育成こそ、くぼた組(ゼミ)の目標だと思っています。

くぼた組(ゼミ)活動の特徴:早期からの学年の壁を越えた議論と個別指導の徹底

くぼた組(ゼミ)の特徴として、①所属ゼミが決定した直後から指導が始まる(余裕をもって卒業研究に取り組んでもらうため) ②学年の壁を越えた議論(合同ゼミ)を行なう(視野の拡大と上級生の動きから多くを学ぶため) ③形式的出席ではなくゼミブログへの投稿をもって実質的参加とする(「書ける」人になるため) ④「書く」ための「読む」を重視する(読んでいなければ書けない=考えられないため) ⑤卒業生との繋がりを大切にする(上記②に同じ) ⑥研究テーマの設定・中間報告・ゼミ内仮提出などを早めに行なう(上記①に同じ) ⑦「敲き台」を持って来なければ研究指導はしない(「何とかしてもらえる」という甘えを断ち、「使ってもらえる」人になってもらうため) ⑧グループ学習以上に個別指導を重視する(卒業研究指導の本質からして) ⑨ゼミ活動の内容を積極的に外部に向け発信する(発信することで活動の質を高めたいため)等があげられます。各種の実習・就職活動・採用試験でドタバタジタバタしないよう、余裕をもった卒業研究が進められるような工夫をしています。

久保田より

もち論、メンバー同士が仲良しなのはいいことだと思いますが、ゼミ活動は決して、慣れ合い的「仲良し倶楽部」ではありません。議論すべき時には徹底的に議論し合うという、いい意味での「緊張の場」でありたいと思います。そして、ゼミ活動は、僕たち大学教員にとっても間違いなく「学習の場」です(だからこそ面白い!)。「教えてもらう」感覚ではなく、「一緒に同じテーマについて学び合う」という心づもりの方に集まってもらいたいと思います。